価値の蛇足的呟き
価値を完結まで読んでない人はネタバレあり。被虐待児と非行の関係は色んな書籍で根拠のあるところですが今回主に参考にしたのはアメリカの青少年の厚生施設での心理的ケアの部分でして、まず犯罪を犯す青少年の心理状態がどうかってのを生育歴から分析した時にいわゆる機能不全家族や虐待ドラッグその他による低い自己肯定感が大体共通する特徴としてあって、作中のサスケのように自分に守るべき自尊心や価値などないところからの他人の価値も自尊心も大切なものも知らない、そして自分が生きるだけで精一杯という子がとても多いのです。だからそんな子に例えば「泥棒は悪いことだよ」なんて言ってもそんな言葉響かないわけです、そこでまずは自分を大切にするとは何かというところから入っていくわけでカカシにいきなりそんなことできるわけないので一旦カウンセラーという専門家を挟みました。今思い出しましたがミズキのフラグ回収してねえわまあいっか、というわけで愛を教えるという段階で苦労するのがこの話の中心になってくるわけですが愛ってすごい抽象的だから独身のカカシにはイマイチどうしたらいいのかわからないというわけで将来の嫁のサクラちゃんがアドバイザーとして登場します。彼女は普通に育った子なので愛情とは何かを当たり前に知っている第七班では貴重な子かもしれませんね、というわけでカカシはサスケの全てを受け入れ続けますがサスケはいわゆる「試し行動」をカカシに行って拒絶しようとします。要するにあんたの言うことなんて本気じゃない薄っぺらいものだろって悪いことして見せてその反応を見てカカシの本気度をはかっているわけです。それで最後にぶん殴ってそれでも受け入れると言ったカカシに対してこいつなら俺を受け入れてくれるのではないかという心理描写をいれ……てなかったわ!!いれるべきだったねすんませーん!!セリフだけでほぼほぼ話進めてたわそういえばわっはっは!!!で少しだけサスケのインナーチャイルドも出てきますわからん人はググってくれ本当は自分は何に対しどう感じていてどうなりたかったのかっていう深層心理と称しておきますがそこに辿り着いてああ自分はそうだった、こういう自分が俺なんだという気づきを得るんですが現実的にはこのインナーチャイルドとの出会いは大人になってからがほとんどだったりしますが話に入れたかったので入れちゃいましたてへへそれで本当の等身大の自分を受け入れて結果としてずっとサスケを受け入れ続けたカカシも受け入れてハッピーエンドとなった次第ですパチパチパチ
ってのを完済直後にぶわっと書いて消しといたんですがもう一回上げときます。