溺れた魚の蛇足的解説と独言

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2025年2月23日

ストックホルム症候群は監禁とかされた時に異常な状況下で生き残るための心理的防衛機能がはたらいた結果被害者が加害者に同調したり同情的態度を示すようになる、というやつだけどあくまで心理的防衛機能の結果なので病気などではなく、異常な状況下から脱した後は普通の心理状態に戻るところ、サスケによる軟禁が続いたことで共依存に発展しています。

共依存に関しては代表的な例ではドラッグやアルコール依存症、DVの夫に対して被害者である妻が私がこの人を支えてあげなければ、ないし私がついていなければこの人はもっとダメになってしまうと献身的に支えることに生きがいみたいなのを感じて自分は被害者だという自覚もなく逆に加害者を助長するように振る舞う状態のことですね。

病的なストーカーと化したサスケに徐々に侵食されていくカカシが共依存を経て最終的には誰になんと言われようが俺たちふたりが幸せならなんだっていいという最後まで病的なお話でした。

本当は飲み会後に態度が変わったカカシに対してサスケがクナイで自殺未遂を図ってそこで改めてカカシがサスケに対する感情を確認するというのを入れたかったんですが最近というか1月からサスケの様子がおかしい話ばかり書いてるのでちょっと自重しておきました。

共依存はいつか書きたかったテーマのひとつだったので消化出来てスッキリしています。

サスケが病気シリーズ(?)、セックス依存症・うつ病・被虐待からの非行・そしてストーカーと共依存の4種類のお話を書いてきましたが今回だけいい方向に向かってハッピーエンド⭐︎ではなくずぶずぶにはまって一緒に堕ちてしまうというかたちになりましたね。

共依存なんでそこはもういい方向に向かいようがないから仕方ない!だっていい方向→ふたりが離れ離れになる、ということですから全然カカサス的にハッピーじゃないですもん。

同時期に書き始めたあくまのこの方はエロ的なのを求める人には合わないハッピーハートフル健全なお話になるのでそれはそれで書くのが楽しみです。

純粋無垢な子サスをカカシが育てる訳ですが12歳までに原作サスケと同じようなニヒルな子にしなければいけないのでどういう導線で行こうかなぁと妄想を膨らませています。

あと秘密の関係と耐薬訓練をいい加減完結させなきゃですね。耐薬訓練とかはほんともうその後書く予定だった展開を後から書き始めた他のお話で使っちゃった(笑)からどう料理しようか悩んでいます。

なんにしてもカカサスのお話を考えて書くのが好きで好きで大好きなのでクオリティ度外視で今後も書きたいお話をどんどん出力していくと思います。

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2025年2月23日