秘密の関係

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2024年3月24日成人向,長編,現代パロ,連載中,カカサス小説エロ,やおい,変態,玩具,自慰

反応

 午後の授業中、頭がモヤモヤして全く先生の話を集中して聞けなかった。
 もっとエロくてスリルがあって興奮すること。
 職員室のトイレ以上に?
 放課後の図書館以上に?
 動画の配信以上に?
 一体どこで何をするつもりなんだろう。
 さっぱり想像がつかない。
 兄さんが家にいるのに俺の部屋でやるとか?でもそれは兄さんに変に思われそうだし、そんなリスクをカカシが取るだろうか。
 授業が終わって掃除をした後、サスケはいつものように部室に向かおうと教室の扉を出ると、サクラとヒナタが連れ立って階段を上がっていくのを見かけた。部室に……来ないんだろうか?それとも試験の話し合い?
 まあ、いい。
 サスケはそのまままっすぐに部室に向かった。

 屋上。
 ヒナタとサクラがふたりでノートを見ていた。
「あのネジ先輩でも大学の教授に聞いてようやくわかったレベルですって……!?」
「……完全に、私たちを落とすための試験だと思う……。解けたと言ったとしても、そんな難易度じゃ自力で解くのは無理だから、カンニングしたって思われるだろうし……。」
「っ何なの!あの先生っ!!そんなに女子を毛嫌いしてるわけ?」
「ともかく、試験は……」
「試験は諦めるしかないみたいね。……そんな問題絶対自力では解けないもの。」
 肩を落とすサクラに、ヒナタは何も言えなかった。
「部室……行こっか。」
「そう……ね。でもこのまま諦めますではすまさないわよ、絶対に。」
 ヒナタはノートをカバンにしまい、サクラはカバンを背負い直して屋上から階段を降りていった。
 
「あれ?あの二人は一緒じゃないの?」
 科学室に一人で現れたサスケに、カカシが首を傾げて尋ねる。
「知らねえ、2人でどっか行った。」
 カカシは教壇に肘をついて頬杖をつきながら「ふぅん……」と目を細める。
「……じゃあさ、準備室でキスしようよ。」
 一番後ろのいつもの机にカバンを置いたサスケは、チラッとカカシを見た後カバンからノートを取り出しながら、
「顔、赤くなるからだめだ。」
 と小さな声で呟いた。
「……ちぇ。まあ、今日までだし我慢するか。あ、動画のコメント見る?」
「家に帰ってからにする。」
「ふふ、楽しみだね。」
「何がだよ。」
「いや、何でもない。」
 そんな会話をしていた所に、部屋のドアがガラガラガラ、と勢いよく開く。サクラだ。
「先生っ!」
「……もうちょっと静かに入って来れない?」
 先生はやっぱりサクラとヒナタに対する接し方が冷たい。そんな露骨に煙たがって大丈夫なんだろうかと思うが、先生のことだから何とでもするんだろう。
 サクラは試験のプリントを取り出して、ずいと先生に差し向けた。
「私たちには解けません。入部は諦めます。」
「……あれ、粘るかと思ったら、諦めるんだ。」
 先生は大して驚きもせずに、頬杖をついたままサクラの方に目を向ける。
「……全ての試験で満点を出して首席で卒業した現工学部のネジ先輩でさえ解けなかった問題を、今の私たちが解けるわけがありません。……どうしてこんな試験を出したんですか?」
 サクラの物言いは険しい。眉間に皺を寄せて、納得いかない、という顔で先生を睨んでいる。先生ははぁ、とため息をついた。
「入部させたくないからに決まってるじゃない。」
「だから、それはなぜですか。」
「この部活は俺とサスケで完成形なの。他の奴はいらない。以上。」
「……この件、教頭先生に訴えますよ。」
「好きにすれば?途中入部は認めない部活なんて他にもあるし。チャンスあげただけでもありがたいと思いな。」
 サクラの顔が悔しそうに歪んだ。最初から入部させるつもりがないのなら、試験なんて出す必要もなかっただろうに。この二日間、どれだけ勉強したと思っているんだろうか、この先生は。……おかげで高校の物理はほぼマスターできた、とは言え。
「……そうですか。」
 見ていられなくて、サスケがふたりに向けて声をかける。
「悪い、科学部が途中入部できないなんて知らなくて、……迷惑、かけちまったな。」
 サクラはパッとサスケの方を向くと、笑顔で応えた。
「ううん!いいの、サスケ君は悪くないわ!それに連絡先も交換できたし、次のテスト週間は一緒に勉強しましょ!」
 そしてまた先生に向き直り睨みつける。
「そういうわけなんで、体験も終わりでいいです。もう二度と来ません。」
 そして扉に向かって行く後ろ姿に、先生はのんびりとした声で声をかけた。
「うん、そうしてくれる?」
 それを聞いたのか聞かなかったのかは分からないが、ふたりは出て行った。
 カカシとサスケは顔を見合わせる。
「なあ、準備室……」
「うん、行こう。」
 教室の扉に鍵をかけて、足早に準備室に向かう。その扉をくぐりぬけて鍵を閉めた瞬間、カカシはマスクを下げてサスケの唇を奪う。ちゅ、ちゅ、とキスをしながらシャツを捲り上げて乳首を刺激するとピクンと反応するサスケ。
「カカ……んっ……!」
「乳首、感じるようになってきた?ここもね、もっと気持ち良くなるよ。」
 その突起を押しつぶしたり、軽くつねったりしながらキスを再開する。
 もう片方の手はお互いに股間をまさぐっていた。カカシはベルトを外してズボンのチャックを下ろすとサスケのそれを取り出して扱き始める。サスケもカカシのズボンをくつろげた。ふたりとも、もうセックスすることしか頭にない。何せ二日間ろくにキスすらできなかったのだから。
 お互いに扱きあってカウパーが出始めると、奥のデスクに移動してサスケはズボンを下ろした。デスクの上にそのまま座るよう肩を押されて、サスケがデスクの上で片足を広げるともう片方もズボンを完全に脱がされてデスクの上に載せられ、M字開脚の状態になる。
 カカシはちゅ、ちゅ、と音を立てながらキスをしつつ、手にローションを垂らして背後の穴に指を忍ばせた。ぬるりと入ってきた指はさっそくサスケのそこを刺激し始める。
「っん、はぁっ、……っあ、」
「ここをたくさん突かれるのが好きなの?」
 指の腹で優しくそこをくにくにと押すと、ピクンとサスケの身体が揺れてはぁっと息を漏らす。
「あっ、あ、あっ、んっ!す、きっ、……っ」
「あの動画みたいにだんだん激しくしていくんだ?」
「もっと、あっ、強く、したく、なって……」
「それで我慢できずにトンカチ挿れちゃったの?」
「中が疼く、から、ぁっ!あっ」
「エロい子だねサスケは。皆もそう言ってるよ?」
「んっ!……みん、な……?」
「聞かせてあげる。」
 カカシがスマホを操作すると、機械音声がそれを読み上げ始めた。
『声エッロ……』
『この子に俺のぶってぇの突っ込んでガンガン突いてやりてぇ』
『乳首は弄ってないけど未開発か?』
『DKちんこしゃぶりてぇ。絶対いい声で喘ぐ。』
『この年でもう中イキ覚えてんのかよ。ごちそうさまです。』
『もう10回以上再生してるわ。エロすぎ。』
 抑揚のない機械音声が、かえって画面の向こうにいる男たちの姿を想像させる。
(見られ、てる……俺の、動画が……。)
 カカシが機械音声を止めた。
「みぃんなサスケに欲情してるんだよ。わかる?みぃんなサスケに挿れたがってるよ。」
「やっ……カカシ以外は……っ!」
「ふふ、そう言ってくれると思ってた。」
 指が増えてだんだんその動きも早くなって、そこへの刺激も少しずつ強くなっていく。まだ、指二本なのに、こんなに気持ちいいなんて。やっぱりおもちゃなんかとは全然違う。……おもちゃも気持ち良かったけど、カカシと比べると。
「あ、あっ、っん!あっ、あ、んぁっ!っは……!」
 どんどん指の動きを早めていくと、中がキュウウ、と締まり始める。
「あっ、だめ、だめ、もうっ、っあ!ぅぁっ!あ、あっ!!」
 サスケの腹の上に飛び出った白濁液。カカシはそれをすくって指を三本に増やすと、サスケは再び喘ぎ始める。
「俺もあの動画何回も見たよ。」
「あっ!いれ、っながら、んっ!しゃべんなっ……!」
「サスケってこんなエロい子だったんだーって。」
「あっ、は、あぅっ!んっ、あ、あっ!あ、あああっ!」
「俺の前だけじゃなくて、ひとりでもあんなにエロく喘ぐんだーって。」
「んっ!そんっ……!言う、なっ……!」
「ちょっと嫉妬しちゃうよね、俺があげたおもちゃなのに。」
 ぐりぃっ!と強く撫でるとサスケはビクンと腰を揺らす。
「我慢できない……挿れていい?」
 サスケを見つめるカカシは浅く息をしながら情欲に染まっていて、頷く以外の選択肢はなかった。指がズルッと引き抜かれて、すぐにカカシのそれが入ってくる。
「あ、あっ、あ……あっ」
 ぐぐ、と腰を押して、カカシのものが奥までおさまった。軽く動かしながら、サスケの奥を刺激する。
「……奥まで入ったよ。ねえ、今日も結腸まで挿れていい?」
 サスケは俯いて首を振った。
「本当に?気持ち良くなかった?」
 奥に挿れたまま耳元で囁いて、そのまま耳を口に含んでくちゅ、と舐める
 サスケはまた首を振る。
「……みぃんなサスケにいれたがってるよ。でもサスケは、俺だけのもの。……気分いいね。」
 抽送が始まった。ずちゅ、ずちゅ、と入り口から奥までのゆっくりとした抽送。
「……カ、カシも?おれ、だけ、の?」
「もちろん。」
 少しずつ腰の動きを早くしていく。少しずつ。少しずつ。
「あっ、そこっ……っん!きもち、い……っ!あっ、ぁあっ!」
「俺も気持ちいい。ねえ、サスケの中、すごく気持ちいいよ。……一緒だね。」
「あっ!あ、んぅっ!きもち、いっ!あっ!あ、あっ、ぅあっ!」
 抽送が早くなっていくとともに高くなっていく声。強制的に高められていく感覚。カカシ以外何も感じたくない。何も考えられない。この感覚を、脳に、身体に刻み込みたい。
「……ねえ、やっぱり奥入れたい。」
 ガンガン揺さぶられながら、カカシの言った言葉を必死で拾う。
「あっ!えっ、っぁ!お、くっ?え、あっ!!」
「そう、こう、やって……っ」
 奥に入っているカカシのそれが、少しの引っ掛かりの後ぬちゅん!と更に奥に入る。
「あ゛っ……!!ひ、あ、あ゛っ!」
「っここまで入れるとね、俺のが全部おさまるの。俺たち、完全に繋がれるんだよっ。」
 ずちゅ、ぬちゅん!ずちゅ、ぬちゅん!と、入り口から奥までの動きに、更に奥にぐぽっと入る動きが加わった。前立腺の裏と奥への刺激だけじゃなく、更に奥に入ったカカシのそれが生む強烈な快感。
「や゛っ!あ゛っ!!おかし、な、あ゛っ!!」
「俺もっ、ああ、さいっこう……!」
「あ、あ゛っ!んぁっ!ああ゛っ!!」
 ぬちゅん!と奥の奥に入る度に、快感で頭が真っ白になる。
「だ、あ゛!っで、るっ!あっ!ああ゛っ!!」
 再びサスケのそれから飛び出す白濁液。しかしカカシはお構いなしに結腸攻めを続ける。中は締め付け続けていて、カカシのものを咥え込んで離さない。その中心も、出たばかりだというのに勃ちっぱなしだ。
「もう、や゛、あ゛っ!あ、あっ!あ゛あ゛っ!!」
「……俺も出るっ」
 カカシがビクンッと跳ねる身体を抑え込むようにサスケをぎゅっと抱きしめながらその最奥にドクン、ドクンと精を放つ。
「サスケ……サスケ、好きだ……。」
「はあ、あ、あ゛っ!カカ、……れ、もっ……!」
 サスケの腕もカカシの背中に回った。

「明日、お兄さんには友達の家に泊まりに行くって言っといてくれる?」
 デスクの上でぐったりと荒い息を吐いているサスケの身体を拭きながら、カカシが言う。
「……泊ま、り?」
「そ、俺んちに泊まり。その前にある場所に一緒に行こう。」
「……ある、場所?って?」
「ふふ、行ってのお楽しみ。」
 サスケには家に泊まるほど仲のいい友達……という存在はいなかった。強いて言えば幼馴染のナルトだが、ナルトは頭が悪いから今は違う高校に通っている。……兄さんの知らない奴の名前を適当に出すことにするか。

「泊まり?」
 兄さんはそれを聞いて目を見開いた。
「ああ、だめか?」
 そしてフッと笑ってサスケに優しいまなざしを向ける。
「……いや、泊まり込んで一緒に遊べるほど仲のいい友達ができたのが、兄さんは嬉しいよ。」
 ……よかった、やっぱり兄さんはどこまでも優しい。
 皿洗いを終えて、部屋に戻って布団にもぐると真っ先に昨日開いたままにしてあった動画のタブを開いた。……ひとつめは閲覧数7985回。ふたつめは10864回、みっつめは9524回。
 全部合わせると200を超えるコメントが並んでいる。
 そのどれもがサスケに欲情している内容で、何回もその動画を見てオナニーをした、この子に挿れたい、俺ならこんな玩具より満足させられる、そんなコメント。中には具体的にキスをしながら扱いて乳首を弄りながらしゃぶっていかせて、指も入れて指でもいかせて、最後に俺のでかいのでぐちゃぐちゃになるまで犯したい、などと書かれているものもある。
 読みながら、だんだん中が疼いてくる。こんなにもたくさんの人が俺を見ている。俺の動画を見ている。そう思うと、どんどん興奮してくる。
 タンスの一番下にタオルにくるんで隠しておいたディルドとローションを取り出し、布団の中でパジャマを脱いで指を入れる。コメントを読めば読むほど疼きは強くなっていく。ページを更新するたびに増える閲覧回数。もうすぐ24時間経つ。カカシの指を、あの大きい中心を思い出しながらディルドを奥深くまで入れる。何度も何度も奥の気持ちいいところを突く。気持ちいい。なのにもっとと中が疼く。
 明日カカシはどこに連れていって何をするつもりなんだろうか。今までよりもエロくて、スリルがあって……考えただけでも期待で胸が高鳴る。
 今は兄さんがいるから声は出せない。はっ、はっ、と浅く息をしながら、ぐっ、ぐっ、と奥を集中的に刺激し続けて、そしてビクンと果てて、サスケはその奥まで届いているディルドの感触を感じながら眠りについた。

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