秘密の関係

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2024年7月6日成人向,長編,現代パロ,連載中,カカサス小説エロ,やおい,変態,玩具,自慰

見られながら

「サスケのイキ顔見てシコってる人、何人いると思う?」
 耳元で囁かれた言葉はきっと周りの人には聞こえていないだろう。
 まだぼーっとする頭がその言葉を処理したとき、知りたいような、知りたくないような、むず痒い感覚になった。あの動画の再生回数を教えようとしたのと同じように、カカシはサスケに自分が今どれだけ注目を浴びているのか教えたいらしい。
「知らなくて、いい……。」
 そう言って俯いたサスケの脇を抱えて、カカシは自分の膝の上に向かい合うようにサスケを座らせる。その中心からそそり立つカカシのその感触をお腹に感じると、中がきゅんと疼いたのがわかった。挿れたい。挿れてほしい。でも……。
 膝の上に座るサスケのお尻を揉みながら、時折くにくにと後ろの穴を刺激する。そこはヒクヒクと疼いていて、このお腹に感じる熱くて硬いものが入ってくるのを今か今かと待っている。
「疼いてるんでしょ?」
 今度は周りにも聞こえるように言われて、サスケは俯いた。疼いてる。疼いてるけど。それって、それを聞くってことは、今、ここで……見られながら、するってこと……?
「ズボン脱いでよ。」
 返事を待たずにカカシは囁く。それを聞いた何人いるのかもわからない人達が色めき立つ。皆期待している。脱ぐだけじゃなくて、きっとその先まで見たがってる。その期待に応えてみたい気持ちと恥ずかしさでどうすればいいのかわからない。
 はぁ、はぁ、と耳に入ってくる息遣いが、自分の興奮したそれだとわかったとき、サスケはああ俺は色んな人から見られながらカカシとセックスがしたいんだというこころの奥底の願望に気付いてしまった。
 サスケは膝立ちになってズボンを下にずらして臀部を露出させると、少し腰を浮かせる。カカシは股の下から手を伸ばして後ろの穴に指をあてがった。
「……いいんだね?」
「っ……いい……」
 カカシの顔が見たい。今どんな顔で俺を見つめている? きっと笑ってる。悪戯っ子のようなあの笑顔。カカシの手が俺の腕を首に回すように誘導する。ぎゅっとしがみつくとちょうどお尻が後ろを向く格好になって、きっと周りの人にそこがよく見えるんだろう。それが恥ずかしいという気持ちはどんどん薄れていって、もっと見られたい、褒められたい、喜ばれたい、そんな気持ちが湧き上がってくる。
 指がゆっくりと中に入ってきて、いつものそこを優しくなぞる。優しくなぞられているはずなのに、肩がビク、と動いて身体が震える。いつもの何倍も感じてしまう。
「せんっ、あ、っ、気持ちいっ、……っん! あ、あっ、っあ!」
 こんなことでこんなに身体が反応していたら、それを挿れられたとき一体どうなってしまうんだろう。
「エロい声」
「先生その調子!」
「アキラくん可愛いよー!」
「乳首もいじっちゃえ!」
 カカシが周りの声に応えるように、シャツの上からサスケの乳首を弄り始める。
「っあ、だ、めっ、っんぁ! へん、こん、なっ、あっ、だめ、だめ、気持ちいい、からっ……!」
「気持ちいいなら、良いこと、じゃない……?」
 サスケの耳元で響く低い声が更に感度を上げていく。
「……ほら、また勃ってきた。」
 いじられる度に身体が快感に震える。乳首でこんな事になるなんて今までなかった。それはハプニングバーという特殊な空間だからなんだろうか、それとも本当に乳首で感じるようになってしまったんだろうか。という考えすらもう思い浮かばない。
「え、あっ、んっ! ぅあ、あっ! せん、せいっ、2本……っ」
「1本じゃ物足りない?」
 首にしがみつきながら頷くと二本に増えた指がまたそこを刺激する。喘ぐたびに、その声が高くなるたびにざわめく声が聞こえる。見られてる。聞かれてる。それを意識させられる都度どうしても興奮が高まっていく。
「あっ、あ、そこっ、あっ! 気持ちい、あっ、もっと、んぁっ! あっ! ぁあっ!」
「疼くの?」
「っん! うず、いてっ、中がっ、っあ!」
「もっと気持ちよくなろっか?」
 頷くと、すぐに指が3本になって入ってくる。ぐちゅぐちゅとかき回すローションの音、ざわめく声にまた感度が上がっていって、もうどうしようもなく喘ぐことしかできない。
「おお……いい眺め」
「先生上手だね」
「我慢できんシコるわ」
 この胸の高鳴りと興奮をどうしたらいいのかわからないままカカシの首にしがみつく。
「んっ! は、あっ、あ、あっ! ぅあっ! あ、あああっ!」
「もう挿れちゃえ」
「見ろよあのよがり方」
「もっと欲しがってるぜ」
「先生もう良いんじゃねえの?」
 四方から飛んでくる声に、カカシがそれをサスケのお腹にぐり、と押し当てながら耳元で囁いた。
「……だって、どうする?」
「は、はぁっ、あっ、挿れ、っあ! もうっ、っん!」
「自分で出来る?」
 指が抜かれて、腰に手が添えられ、それが後ろの穴にあてがわれる。
 はぁ、はぁ、と早い呼吸を繰り返しながら、バクバクと高鳴る胸をそのままに、サスケはゆっくり腰を下ろしてそれを中に埋めていった。
「自分で入れてるよ」
「アキラくんがんばれその調子!」
 周囲の声と中に押し入ってくる熱くて硬い塊の感触にまた身体が震える。
「っ、せん、せ、おれっ、おか、しっ……!」
「何がおかしい……?」
「恥ずかしい、のにっ、興奮、して、あ、っ奥、まで……っ、はいっ、ただけ、で、もうっ……!」
「見られて興奮してるんだ?」
 カカシが下からズン、と突くと、サスケはビクンと身を震わせて背を弓形に反らせた。
「っあああ!!」
 飛び出した白濁液がカカシのシャツを汚す。
 すかさずスタッフが温かいおしぼりをカカシに差し出した。この店ではこういうことはよくあることなのだ。
 カカシはそのおしぼりでシャツを拭くと、ビクビクと身体を震わせながら荒い息を吐くサスケの頭を撫でる。
「いつもより気持ちいい?」
 サスケは手探りでまたカカシの首にしがみつき、肩に顔を埋めてこくりと頷いた。
「いつもみたいに動いたらどうなっちゃう?」
「……わかんなっ……!」
 ひと突きされただけでイッてしまったのに、ガンガン揺さぶられたらそれはもうイキっぱなしになってしまうんじゃないだろうか。……こわい。自分がどうなってしまうのかわからない。でももっと気持ちよくなりたい。もっとカカシを感じたい。思いっきり感じて喘いでいるところを見られたい。声を聞いてほしい。どんな反応が来るのか知りたい。
「なぁー先生よ、ぶっかけもNG?」
「うん、ダメ。」
「こんなん見せつけられて勃たねえ方がおかしいぜ」
「アキラくんエロすぎるわ……」
「今日来て良かった……マジで」
「早く続きしようぜ先生」
 はぁ、はぁ、と肩に顔を埋めたまま浅く息をするサスケにカカシもまた興奮した浅い息で話しかける。
「動いていい……? 皆も期待してるよ……?」
 サスケはぎゅっとしがみつく手に力を込める。
「俺、どうなるか、わかんね……っ」
「いいんだよ、どうなっても。」
 中がきゅうう、と締まる。
「ゆっくりするから。ね?」
 膝の上のサスケを抱きかかえて、つるりとしたソファに仰向けに寝かせる。繋がったままのそこはその動きでもサスケにとっては耐え難い快感になってしまうようで、ビク、ビク、と身体を震わせる。
「テーブル、ちょっと邪魔だから避けていい?」
 スタッフに向けて話しかけると、答えが返ってくる前に他の客がテーブルを動かし始めた。こういうことも、よくあることなのだ。
 そして動きやすく……そして見えやすくなった状態で、カカシはゆっくりゆっくりと抽送を始めた。
「ぅあ! うぅ~っ、んぅっ、あぁっ!!」
 断続的に締め付けられながら、そんなサスケを見てカカシも興奮しないはずがない。ビクビクと震える身体を抱きしめながら抽送をしているといかにゆっくりでも気分は高まっていく。
「は……サスケ、キス……」
 目が布で覆われたサスケの顔を上げると、顔は真っ赤に紅潮していて、はぁ、はぁ、と息をしながら進んで舌を出してくる。くちゅ、ちゅ、とキスをしながら腰を動かすとやはり奥に届く度にビクンと身体が揺れてきゅう、きゅう、と中が締まり、白濁液がシャツを汚す。
 シャツ着替えなきゃなぁ、などと頭の片隅で考えながら、夢中でサスケの口内を貪りながらするセックスは極上だった。
「んぅぅっ!!」
 何度目かもわからないサスケの絶頂。そろそろスローセックスに周りも飽きてくる頃だろう。
「アキラ、もっと乱れるとこ見せて?」
「んぁっ……! ……っみ……?」
 サスケの頭はもうほとんどはたらいていないらしい。それをいいことに、カカシはぎゅっと抱きしめてしっかりとサスケの身体を固定する。
「いくよ……っ」
 ぐんっと腰の動きを早めた。パンパンパンパンパンッ! と皮膚がぶつかる音がするほど激しく打ちつけ続ける。
「あああああっ!! い、ああああっ! だ、ああっ! だめだめきもちいいだめ、だ、あっああああっ!!」
 おお、と周りがざわめいているのもきっとサスケの耳には届いていないだろう。中はずっときゅうううう、と締めつけっぱなしで身体はぎゅっと抱きしめていても抑えきれないくらいガクガク震えている。その中心からは、精液なのかカウパーなのかよくわからない液体がずっと漏れ出てシャツを汚し続けていた。
「ああああっ! だ、めっ、うあっ、ってる、から! ぁああっ!!」
 サスケの懇願を無視する代わりにキスをして、腰の動きは止めずにむしろ更に奥へ届くように突き続けていると、どんどん声が高くなっていく。ああ、駄目だ、可愛い。やめろと言われてやめられるわけがない。
「すげ、メスイキしてる」
「先生やるなぁ……」
「俺もうそろそろ限界」
 俺だってそろそろ限界だよ。腰を打ち付けながら駆けあがってくる射精感。もっとしたいところだけど一旦ここまでにしておくか。
「は……中に出していい?」
 一応聞いてみたけれどサスケはそれどころじゃないようで返事は返ってこない。
 最後にひときわ激しく腰を揺さぶって思いきり奥に突きつけると、カカシのそれはドクッドクッとサスケの奥に精を放った。
「あ゛、あああっ! あ、……っせ、……っ!!」
「はぁっ……アキラ、大好きだよ。」
 奥に挿れたままキスをすると、時折ピク、と震えながらサスケもキスに応えてくる。
 周りでシコっていた男たちも射精したらしい、スタッフが温かいタオルを渡して回りながら床を拭いている。
「ごめんね、中に出しちゃった。」
「……っ、熱いのが、中で……はじけて、る、みたいな……、っ」
「ごめんね、ゴムしてないのに出しちゃって。」
「……え? ……あ、ゴム……」
「でも、アキラもいっぱい出したからおあいこね。」
「え? っあ、俺……今、っ、どう、なって……」
「ドロドロのぐちゃぐちゃだよ、はは。抜く?」
「まだ……中、っ感じ、て、たい……っ」
「……繋がってるとこ、皆に見られたいんだ?」
「っちが……、…………っ」
 ソファの背の方に顔を向けてサスケは黙り込んだ。このやりとりの間にも周囲からは「エロかったよ!」だとか「アツいねぇ」だとか口笛の音だとかが聞こえている。サスケの耳にもきっと届いているだろう。自分のセックスが人を喜ばせているのだと感じたらこの子はこの先どう変化していくだろうか。
 学校のトイレでの声を殺したセックスも、見られながらのセックスにも、期待以上の興奮を見せてくれたのだから、もっと過激な刺激を求めてくるかもしれない。そうやって堕ちていく様を間近で見られるなんて極上だ。
 もっと俺に依存するといい。もっと刺激を求めるといい。そうすれば、俺はちゃんとその期待に応えてあげるから。
「サ……アキラ、そろそろ抜くよ。」
 固さを失ったそれをサスケのナカからずるっと出すと、少ししてから白いドロリとした液体が漏れ出てくる。おお、とまた周囲が色めき立った。中出しの後の醍醐味みたいなものだ。セックスの終わりにふさわしい演出に拍手が起きる。
「よかったよ! いいもの見せてくれてありがとう!」
「アキラ君最高!」
「恥ずかしがらずにこっち向いてよ!」
「今どんな気分? ねえアキラ君!」
 ソファの背に顔を向けたまま、サスケは顔を手で覆う。
 俺は精液だか何だかでぐちゃぐちゃになったワイシャツを脱いで、スタッフから受け取ったおしぼりで自分とサスケのお腹を拭き取った後、カバンの中にある新しいシャツに袖を通しながら満足気に今の状況を愉しんだ。
 さあ、サスケ。お前はどんな変化を見せてくれる? どう俺を愉しませてくれる?
 ボタンを留め終わって、サスケの服を整えていると、サスケはゆっくりと顔から手を離して、上半身を起こし始めた。

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