秘密の関係

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2024年7月6日成人向,長編,現代パロ,連載中,カカサス小説エロ,やおい,変態,玩具,自慰

職員室前のトイレ

 職員室に戻ると待っていたのは春野と日向だった。さっき部室に来た二人だろう。渡されたプリントを見てカカシは眉をひそめる。
「体験入部?」
「え? ダメなんですか?」
「あの……私たちサスケ君に誘われて……その……」
『生徒と先生に戻ります』と言ったサスケの言葉を思い出していた。どうやら部室で二人きりにならないよう工作しようとしたらしい。
「……断る理由はないけど、うちの部活何もしてないよ?」
「部室にさえいれば何をしてもいいって聞きましたけど……」
「一緒に勉強がしたいって……」
 さてどうしたものか。カカシは額に手を添える。この二人が入ってきたらもうサスケと科学室でセックスはできなくなるだろう。
「ま、サスケがそう言ったんなら、体験だけならいいけど。」
 今度はサクラが眉をひそめた。
「……だけ? って、どういうことですか?」
「いや正直部員増やしたくないんだよね。研究で忙しいし。」
 はぁ、とため息をつきながら、カカシは2枚のプリントをデスクに置いて椅子に腰かける。
「じゃ、体験は明日から3日間ね。今日は帰んな。」
 あまりに露骨に嫌そうな顔をする先生に二人は顔を見合わせた。
「……失礼します。」
 職員室の扉を出て、少し歩くとサクラが立ち止まる。
「なぁ~~にあの態度!! サスケ君と勉強出来るならと思ったけど、無理! あんな先生無理!!」
「……なんであんなに煙たがれなきゃいけないんだろう……」
「ほんとよ! 部活でもあんなんなのかしら。サスケ君よくあんな先生と二人きりで過ごせる……待って、もしかしてあんな先生だから二人きりになりたくないってこと?」
 サクラはふむ、と考える。
「ともかく、明日からの3日間でどうするか決めましょ。サスケ君が私たちを誘った本当の理由も聞きたいし。」
 大股で昇降口まで歩き出したサクラにヒナタも早足で着いていく。
「サスケ君、大丈夫なのかなぁ……。」
 
 その頃サスケはまだ準備室の奥のデスクにいた。ローションで濡らした指を2本後ろの穴に抜き差ししながらもう片方の手で乳首を弄る。
「あっ……、ん、はぁっ……! あっ、っあ、」
 先程のカカシとのセックスを思い浮かべながら中を擦る。指じゃちゃんと届かない。何か入れるもの……ペンじゃ細すぎるし、何か……。
 ぐるりとあたりを見渡す。ガラス戸にしまわれている実験道具。その中の試験管が目に入る。ちょうどいい太さと長さ。デスクを降りて試験管がしまわれている戸を開けて1本手に取った。冷たいその試験管を手にまたデスクの上に座り足を広げる。少し考えてから、その試験管を口に含んでたっぷりと舐めた。そのまま入れるには冷たすぎる。口の中で温めようとしているのだ。
 人肌程度まで温まった試験管にローションを着けて息を呑みながら中に入れていく。内側を擦るとちょうどその場所だった。
「っ……!」
 そこを擦るように試験管を抜き差しする。カカシの指には遠く及ばないけれど、気持ちいい。どんどん息が荒くなっていく。
「っあ、あ、あっ、んぅっ! は、あっ、あ、もっと、はやっ、んっ!」
 次第に試験管の太さでは物足りなくなってきた。もっと太い……何か……。ガラス戸の中を見回していると、科学室の扉が開く音がする。ドキンと心臓が高まった。足音は準備室の方に向かってくる。鍵はかかっていない。サスケはデスクの上で足を広げて試験管を後ろの穴に入れたまま。ガチャ、とドアノブが回った。
「サスケ?」
 入って来たのはカカシだった。サスケの姿を見て目を見開いた後、ニッと笑う。
「物足りなかったんだ? でもね。」
 デスクまで歩いてきて、サスケが握っていた試験管をぬるっと抜いた。サスケのそこは喪失感でヒクヒクと疼いている。
「試験管は割れると危ないから、駄目だよ。」
 カラン、と棚に試験管を置いて、サスケの手を引いてデスクから降ろすと、ズボンを上げていく。シャツのボタンを留めてベルトを締めると、「こっち」と理科室から出て階段を降りていった。着いた場所は職員室前のトイレ。ひとつしかない個室に2人で入ると、またサスケのズボンを脱がせて水洗タンクに手をつかせる。
「待っ、ここで?」
「中もう良いでしょ? このまま挿れるよ。大きい声出さないでね。」
「え、あ、っあ……!!」
 ずちゅん、と一気に奥まで突かれる。
「ぁあっ!」
「しー……。」
 そのまま抽送が始まった。はっ、はあっ、はっ、と荒い息遣いだけがトイレにこだまする。職員室の扉の目の前にあるトイレ。大きい声を出したら確実に誰かに聞かれる。トイレに誰かが入ってこようものなら、この荒い息遣いすら聞かれてしまう。緊張とスリルで感度も激しく上がっていた。頭を下げて片手で口を塞ぐと、カカシのそれが出入りしているのが見える。
「……っ! ふっ、~~っ、は、っ」
 そこに、ガチャ、と誰かが入ってきた。サスケは息を止める。足音が一番手前の小便器の前に立ち、用を足す音が聞こえてくる。その間もカカシはゆっくりと、奥までぐりっと突きながら抽送を続けている。息を止めるのも限界だ。緊張とスリルで感度も最高潮まで高まっている。水が流れる音がして、サスケは静かに浅く息をした。その瞬間、ぐん、と奥を突かれてビクン、ビクンと下腹部が痙攣する。
(声っだめ……!!)
 はっ、はっ、はっと短い呼吸を繰り返し、水の流れる音が止まるとまた息を止める。足音は手洗いの前で止まり、少しだけ水が流れる音がした後、ガチャ、とトイレの扉から出て行った。
「はっ、はぁっ、はぁっ、……っ、はっ、」
 息を止めていた分、多くの酸素を取り込もうと呼吸する。まだ下腹部はビク、ビク、と痙攣していた。必死で息をするサスケの耳元でカカシが囁く。
「ほら、最高にきもちいいでしょ?」
 サスケは息をするので精一杯だった。奥にぐりっと押し付けられてまたビクンと腰が跳ねる。
「もしかして、誰かが来るたびに中イキする?」
「おくっ、はぁっ、突かれたら、ぁ、だ、めっ……!」
「じゃあ……浅くしてみようか。」
 カカシが腰を引いて浅いところまでの高速ピストンを始める。そこはちょうどサスケの感じるところで。サスケは快感で頭がおかしくなりそうな程感じながらどんどん身体が熱くなっていく。必死に口を手で押さえながら、声を殺し続けるのももう限界だった。
「カシッ、だめ、だめ、だめっ、はげ、しっ、やっ、ぁ、~~~っ!!」
 ビクンッと身体が跳ねる。まるで搾り取ろうとしているかのような締め付けに、カカシは浅い抽送を繰り返しながらフッと笑った。
「ここ、良いんだ?」
 サスケは震えながらこくこくと頷く。
「じゃあもっとしちゃお。」
 今度はブンブンと頭を振る。
 しかしその意思表示は無視された。また浅い激しい抽送が始まる。サスケはイキ続けて身体は断続的に痙攣し続けた。もう頭を横に振ることしかできない。
 そこに、またガチャリとトイレの扉が開く音がする。カカシは動きをゆっくりにして、サスケはまた息を止める。足音は個室の前まで来て、扉をノックした。カカシがノックし返すと、足音は遠ざかってトイレの扉を開けて出て行った。
「……ありゃまた来るなぁ。今日はここまでか。」
 ゆっくりとサスケのそこを突きながら、サスケの腰はガクガクに震えてカカシに支えられてようやく立っていられる状態だった。
「はっ、はっ、はぁっ、はぁっ、はっ!」
 そこからカカシのものが抜けると、サスケはガクンと膝を折って床に座り込み便座に両腕をついて激しい呼吸を繰り返す。
「落ち着いたら……準備室、行こうね。」
 カカシがズボンのチャックを上げてそれをしまうと、サスケの肩に手を置く。
「大丈夫?」
「じゃ、な、い……」
「でも気持ち良かった?」
 こくりと頷く。
 たまらないスリルと興奮で今までのどのセックスよりも気持ち良かった。腰が立たなくなるくらいに。カカシはいつまでも立ち上がれないサスケの腰を持ち上げてズボンを履かせ、肩を担いで水洗レバーを捻り、個室から出る。ちょうどそこに、さっき来たと思われる先生が入ってきた。
「あれ、どうしたんですか。」
「ちょっとうちはが体調悪いみたいでさ、吐かせたら少しは良くなったみたい。」
「そうだったんですね。養護の先生、まだいるかなあ……。」
「ま、大丈夫ですよ。すみませんね、占領しちゃって。」
「いえいえ、そういうことなら。」
 まだ息が荒いサスケを連れてトイレの外に出ると、階段を上がって理科室に入っていく。準備室に直行して鍵を閉めると、奥のデスクにまたサスケの手をつかせてズボンを下げ、一気にズチュン! と奥まで貫いた。
「っあああ!!」
「浅いのが良いんだっけ?」
 カカシがまた腰を引いて浅い激しい抽送を始めると、サスケの腰がガクガク震え出す。
「あっあ、ぅああっ! あっ! あっだめ、だめやめ、っあああ!! いっ……!!」
 ひときわ高い声を出しながらサスケはビク、ビク、と下腹部を痙攣させていた。それでもカカシはお構いなしに激しく腰を動かし続ける。
「あー……締めつけすっご……気持ちい」
「あああっ! あ、あっ! だめ、だめ気持ちいいっ! いやだっ、おかしくなるっああああ!!」
「おかしくなるとどうなるの?」
「わかんなっ、あ゛っあああっ! やめっあ゛あ゛あ゛っ!! い゛っ……!!」
 ずっとギュウギュウに締め付けられているカカシももう限界だった。出来ることならもっとサスケがイキ狂うところを見たかったが、やむを得ない。
「っは、俺もダメ、イきそ。」
 腰の速さはそのままで浅い抽送から深い奥への抽送に変わると、サスケは大きく身体をのけぞらせた。イキ続けた挙句の奥への突きに意識が飛びそうになるのを何とか耐えると、待っていたのは今まで感じたことのない激しい絶頂。
「っ……あ゛! ……っあ゛、~~~ッ!!」
「はぁっ、やば……っ」
 身体をのけぞらせたまま、ビク、ビク、とギュウギュウに中を締め付け続けて、まるで全ての精液を搾り取ろうとしているようだった。その締め付けをゆっくりと動かして楽しんでから、サスケの中からそれを抜く。その瞬間、またビクンと跳ねる身体。
「はぁっ、サスケ? 生きてる?」
 時折ビク、と跳ねながらくたっとデスクにしなだれたサスケの肩を揺するが、反応がない。意識飛んじゃった? デスクの上に仰向けに寝かせると、サスケはまだ快感に震えて荒い息を吐きながら茫然と中空を見つめていた。目の前で手を振って見せると、ぼんやりとした視線がカカシに向く。
「お、良かった生きてる。」
 サスケはくしゃっと目を潤ませながら細めた。
「だめって……いやって、言ったのに……っ」
 カカシはサスケのおでこにちゅ、とキスをする。
「あの状況で……だめって言われても無理。でも気持ち良かったんでしょ?」
「わけわかんねえくらい……イキっぱなしで、もっとデカい波がきて……」
「うん」
「ほんとに頭がどうにかなりそうだった……」
 カカシが愛おしそうにサスケの髪を撫でた。
「何なら毎回してあげよっか?」
 サスケは両腕で目を覆う。
「やだって……言っただろ……っ、もう……」
 ああ、可愛い。なんでこの子はこんなに可愛いんだろう。愛おしさで胸が満たされていくのを感じる。
「わかったよ、もうやんない。次は普通のセックスにしようね。大好きだよ。」
 唇に触れるだけのキスをする。息が落ち着いてきたサスケは起き上がろうとするが、腰がガクガクでまともに立てない。
「ところでさ、厄介なことに明日から二人体験入部の女子が来るんだけど。」
「……ああ、サクラとヒナタか……」
「俺たちの仲見せつけて追っ払ってもいい?」
「……何するつもりだよ。」
「ずっと隣にくっついて座って研究。で、女子は適当にあしらって遠ざける。」
 ……そんなことをして、変な噂が立たないだろうか。
 眉をひそめたサスケを見て、カカシは左上に視線を移してんー、と考え始めた。
「……じゃあ、女子二人には絶対に解けない難しい物理のテストを出して、三日以内に正答できなければ正式に入部させない。」
「いいのか、それ。サクラは相当に頭いいぞ。もし解かれたら……。」
「大丈夫、高校レベルの問題は出さないから。多分問題文の意味もわかんないよ。」
「それなら、……わかった。ところで」
「ん?」
「……立てねぇ。どうしてくれるんだよ……。」
「あー、俺の車で家まで送ってってやるよ。お兄さんには腰痛めたとでも言っときな。」

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