異種属性愛はダメですか

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2026年7月27日カカサス,成人向,長編,ケモノパロ,原作軸,完結済み,小説獣人化,異種姦,エロ,オリジナル設定有,性癖強め

闇の入り口

 カカシはどこからどこまでを里に報告するべきか悩んでいた。
 暁の情報はイタチがサスケだからこそ話した内容だ、そしてこれが里に知られたら暁は恐らく敵対勢力として制圧の対象となってしまう。
 ただ暁がどのようにして目的を達するつもりなのかは気がかりだった。それが例えば……五影の暗殺、とかであれば早急に報告にあげるべきだ。
 しかし五影を消したからと言って里の人の洗脳が解けるわけじゃない。むしろ、火影の座が空くことでダンゾウが火影になってしまえば事態はより悪化する。
 イタチがいるからにはそのあたりは織り込み済みのはず、だとしたら暗殺は恐らくだけどないだろう。
 里の人の考えを変える方法があるとしたら、別の洗脳で上書きをする事くらいしか思いつかない。
 ただ、イタチの話でうちは一族の事件にダンゾウが絡んでいる事が明確になった。火影様が思い当たる節がありそうだったのも恐らくダンゾウ絡みと見ていたのだろう。ただ根の者は指導者の名を口にすると死ぬ仕掛けが施されていたくらいだ、尻尾を掴みきれなかったのは間違いない。
 暁に入るかどうかは……現時点では駄目だ。情報がまだ少なすぎる。サスケの言う通り、得体の知れない組織であることに変わりはない。
 
 しかしダンゾウが未だ里の中枢に居座り続けているというのも気味が悪い話だ。
 サスケが望むのは根の根絶、その為にまず資金源を断ち切る。資金源となりうるとしたら……闇市の人身売買がまずひとつ……。
 気は進まないが、探ってみるしかない。
「サスケ、ダンゾウと根については報告を上げる。資金源になりそうなところは調査だけ行って対処は里に任せる。それでいい?」
 サスケは頷いた。
「わかった、カカシに従う。」
 ……ああ、まただ。イヌの本能が刺激される従属の言葉。サスケを守らなければいけないと思わされる。
 サスケはそんなつもりで言ったのではないだろう。ネコは群れるタイプではない。純粋に上司として、師として、……そしてつがいとして慕っているだけだ。
 そういえば、2日野宿だったから2日もサスケの肌に触れていない。明日にはまた出発するかもしれないと思うとカカシはサスケに触れたくてたまらなくなった。
 手を伸ばしてその頬に触れる。サスケはくすぐったそうに片目を閉じた。
 その手を頬から首、肩に撫でながら動かすと、尻尾がゆっくりとゆらゆら横に揺れる。
「任務の話は終わり。……抱きたい。」
 肩の手が背中に回って、カカシはサスケに近づいた。
「……抱く、だけか?」
 黒い瞳がカカシを見上げる。
「……これは、愛し合いたい、っていう意味。」
 唇が触れ合う。お互いに舌を伸ばして絡め合う。背中に回した手がサスケを抱き寄せて、服の上から胸の突起を転がした。
「なに、やって……」
「ここも、気持ちよくなる……みたいだから。」
 服をたくしあげて舌をそわせる。くるくると舐めたり押しつぶしたり吸ったり……けれどサスケは何も感じず、戸惑いカカシの肩に手を置く。
「そこ、もう終わり。何も感じないから……」
 カカシはそれを聞いて顔を上げ、ふっと笑った。
「俺をたくさん感じたいってことね、わかった。」
 お互いに服を脱いでから、カカシは前の街で買った潤滑油を指につけてサスケの孔に滑り込ませる。唾液と違って滑りがよく、指ニ本スムーズに奥まで入った。
「っなんか、いつもと全然……」
「嫌だった?」
「いや……、逆……」
 それを聞いてカカシはいつものように中をマッサージし始める。最初は優しく撫でるだけ、少しずつ少しずつ強くしていく。
「っ、あ……んっ、ぬるぬる、っしてるのが、っ、気持ちいい……っ」
 カカシは街に立ち寄るたびに本屋で何冊も本を買って、時間潰しに読んでいる。哲学っぽいものから小説まで。そして次の街でそれらを売って新しくまた買う。
 ただ、イチャイチャナントカ……の本だけは気に入っているらしく売らずに持ち歩いているらしい。
 そうやって身につけた知識を、こういう最中に言葉にする。
「これってさ、俺たちは漠然と愛し合うとしか言ってこなかったけど、ちゃんと名前があるみたい。」
「っぁ、なま……え?」
「そう、……"セックス"っていうの。」
 もやもやと漠然していたものに名前がつくことでその輪郭がはっきりとしていく感覚を、二人で旅に出てから何度も感じていた。
 名前がある、つまりそれだけこれは普遍的な行為だから、どこかで感じていたしてはいけないことだという後ろめたさは感じる必要はない。
 カカシがそうするようにサスケもカカシの身体を舐めたかった。でも毛皮でない露出した肌にはネコの舌はきっと痛い。
 カカシにされるばかりで、自分も何かしたいのに。
「っカカシ、ん、俺に何かできること、ないのか?」
 頬を染めながらサスケはカカシを見上げる。その純粋な眼差しにカカシは指を抜いた。
「……ごめ、ちょっと待って……。」
 口元を手で覆い視線を下げる。
 サスケの気持ちは嬉しい、すごく嬉しい。だけど何分ネコだからグルーミングに適した舌しか持っていない。
 耳……でも舐めてもらう?それとも尻尾?
 ネコでなければそれを舐めて欲しい、と言えるのだけどサスケはネコだ。いや……舌の先なら大丈夫かもしれない。
「舌の先で、……舐めて、欲しい。」
 カカシの視線の動きでサスケは承知した。身を起こしてカカシの陰部に口を寄せてその先端をチロチロと舐める。
 気持ちいい、んだけど焦れったい。いっそ早く中に入れたい。
 カカシの忍耐は1分程度しか持たなかった。サスケの気持ちは嬉しい、嬉しいんだけど、すごく嬉しいんだけど生殺しのような状態に我慢できずサスケの方に手を置いた。
「今すぐ挿れたい、……いい?サスケ。」
 サスケは頭を上げて、目を細めて頷いた。
 体勢を入れ替えてサスケが布団の上に仰向けになる。足を曲げて高く上げた腰、パタ、パタと揺れる尻尾、カカシはそれにも潤滑油をつけて、その孔に自身を沈めていった。
「……ぁっ、ぬる、って、あ、っ、んんっ!」
 明らかにいつもと違う、滑りも感触も中に入る早さも。
「あっ、カカッシ、気持ちいい……っこれ、っん! ぬるぬるして……!」
 中を往復しているだけでもゾクゾクとした気持ちよさを感じてサスケは熱い息を吐く。
 カカシもまた経験したことのない感覚に腰の動きを止められなかった。
「っサスケ、サスケ……俺も……ッこれやば……」
「っあ、あ、だ、だめっ、きもち、いっ、あっ!」
 グチュグチュと聞こえてくる音も肌が触れ合ったときのぬるりとした感覚も全てが今までと違う。これを味わってしまうともう唾液だけで挿れるなんて事はできなかった。
 自然に腰の動きが早くなる。単に滑りがよくなっただけじゃない、まるでメス……女性の生殖器のようなぬめりが適度に中に入ってくる感覚を、中に入れる感覚を伝え合って愛情と快感を深めていく。
「サスケ、愛してる……愛してる……っ胸がはち切れそうなくらい……サスケ」
「おれ、もっ、あ、っ! あい、してっ、ぁあ!」
 もっと早くこういうものの存在を知っていたら良かった。いや、それまでだって快感と愛情を深めてきたんだから決してそれらが無駄だったわけじゃない。
 お互いを深く愛することを知った今、ただ快感が増すだけじゃない体温を感じ合ったりその表情を見て胸が早鐘を打ったり、俺たちは今愛し合っていると実感できて、そしてそれはすごく、すごく幸せなことだった。
 里に帰りたくない。
 そう思ってしまうくらいに里の外の世界は未知で溢れていた。里に戻ったらこれはもう手に入らない。それにこの声が家の外まで聞こえてしまうだろう。そうなると俺たちの関係は周知に晒される。里の中では禁忌である男同士の交尾をしていると中枢に知られたらお互いにどうなるかわからない。
 かたや大戦で活躍を見せた写輪眼のカカシ、そしてかたやうちは一族の生き残り。優秀なメスとの交尾を強いられて望まない子を孕ませる事にだってなるかもしれない。
 そうなるくらいなら。
 そうなるくらいならいっそ暁に入ってしまった方が良いんじゃないのか。
 言い訳はいくらでも立つ。潜入捜査の一環だとでも言い張ればいい。
 そして暁が目指すところが俺たちの理想であるなら。
 カカシはサスケを抱きしめながら奥深くに精を放っていた。根元の瘤は離さないとばかりにギュッと押し込まれている。
 ……俺たちいま、幸せだよね。
 ずっとこんな日が続けばいい、だけど任務である限りいつか呼び戻される。あの小さな里の中に。
「……カカシ……、俺もう、戻りたく、ない……。」
 俺たちは知ってしまった。してしまった。知ってはいけないことを。してはいけないことを。
「暁……に、入るか……?」
 個よりも里を、そう教えられてきた。
 だけどカカシとサスケはもう、里を第一に考える事はできなかった。忍である限り兵器として生きる覚悟は持ってきた。だけど俺たちは生きているケモノビトでもある。完全に兵器になりきるなんて、もうできない。
「……考え、させてくれ……。」
 ただ、今はそれよりも抱きしめ合う肌の心地よさを感じることの方が重要だった。このひとときを、大切に味わうことが。

 夜が明ける前、タカが窓辺に舞い降りた。
 空を飛ぶ特性上、トリの一族は小柄な者が多い。
 その腕についた書簡には、イタチと遭遇したこと、事件のダンゾウが黒幕であること、そしてイタチは今は謎の組織である暁の一員であることを書いた紙をいれた。
 そして、根の資金源となりそうな場所を探すという今後の方針も。
 闇市、とでも言うのだろうか。そういう場所がいくつかある。人身売買が行われているとしたらそこだろう。
 バサっと羽音を立てて飛び立っていくタカを見上げていると、黒い小さなものが代わりに窓辺に降りてきた。
 トリ、とよく似た……いや、似てるとかじゃない。何でこんなものが存在しているんだ?これは、まるで……絵本の中に登場した「原種」のトリじゃないか……!?
 そいつはくちばしを上に向けて右足を前に出す。小枝のような細い足には細長く折られた紙が結び付けられていた。
 伝令……なのか。その紙の結び目を解いて、丁寧に折られた紙を広げていく。
『サスケ、野暮用が出来た。少し街を離れる。暁に興味があるならお前も来るといい。北に1076、東に682。』
「これ……兄さん、からなのか。」
 サスケが手紙とトリの原種を交互に見る。これだけ小さければ目立たない、伝令役としてはうってつけだ。ただ俺たちが知っている原種と呼ばれるケモノビトの「ケモノ」だけの部分は、あまり頭脳は発達していないはずだ。それなのに伝令のような使役の仕方が出来るものなのか。いや、現実にこうして目の前にいるのだから……出来るんだろう。
 イタチは、暁は何を考えている……?
 黒いトリの原種はバサバサと飛び立っていった。しかしその羽音はタカと比べるとあまりにも小さい。
 ……また、知らなかった事実に直面した。そしてその鍵を暁が握っているような気がしてならない。
「……サスケ、イタチを追うか。」
「ああ、……どこに何をしに行くのか見届けないと。」
 地図を広げて手紙に書かれた数字の意味を考える。歩数、では種族差が出過ぎて指標にならない。この数字の単位は何だ。
 カカシが頭をフル回転させながら数字と地図を見ていると、サスケが一点を指差した。
「ここだ。」
 方角としては矛盾はない。ただどう計算したらそこになるのか。
「……うちは一族しか知らない、暗号みたいささなものだ。兄さんから俺への手紙なら多分、間違いない。」
 ……よくわからないが目的地は決まった。朝早く出れば夜にはこの宿場街に戻って来られるだろう……何事もなければ。

 朝の支度を終えて宿の前で同じ宿に泊まっているはずのイタチ達を待つ。しばらくして黒い外套の二人組が出てきて、鬼鮫の方が「おや」と視線を向けた。
「イタチさん、連れて行くんです?」
「……暁に興味があるらしい。」
「まあ、貴方の弟さんなら……。」
 二人は街並みを北に向かって歩き出し、カカシとサスケもその後に続いた、
 4時間ほど歩いて着いた場所は……露天、が少しだけ立ち並ぶ森の中。ここは……。
「……闇市?」
「俺達は基本的に表舞台には出ない。だからこういう場所で物資を調達する。」
 目立つ黒い外套の二人に、そこに集まる人々は目もくれない。二人はある店の前で立ち止まると、陳列棚を指差して何かを買っている。
 液体……? 薬だろうか。
 鬼鮫が金を渡し、また別の店に向けて歩き出した。
 通りすがらその店の様子を見ると、やはり薬屋のようだった。ただし、市場には出回らないような怪しい薬ばかりだ。7軒ほどの露店を見て回ると、その通りの奥には見世物小屋のようなものが見える。
「……サスケ、パターン6」
「わかった。」
 静かに耳打ちをして、四人はその見世物小屋の前に立った。
 しばらくすると、正装をした男が出てきて頭を下げる。
「なぁー、父さん、本当に新しい奴隷買ってくれるのか?」
「ああ、何でも良いよ。好きな奴を選ぶと良い。」
「やった! 今日はいいのいるかなー!」
 成金の親子を装って何が出品されるのかを待つ。
 正装の男が流暢に話し始めた。
「お集まりの皆様! 本日もいい商品をたくさん仕入れて参りました。ごゆるりとどうぞ!」
 その声を皮切りに、市場の客が見世物小屋の前に集まってくる。